皆様方におかれましては、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃から、格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、私は、2月定例会最終日(3月24日)におきまして、先輩・同僚議員のご推挙により富山県議会副議長に就任させていただきました。誠に光栄なことであり、身の引き締まる思いです。微力ではございますが、渡辺議長をしっかりお支えし、円滑な議会運営と議会の更なる活性化を図るべく、及ばずながら誠心誠意努力して参る所存です。
地方自治は、しばしば「民主主義の学校」といわれるように、住民の政治参加が容易で、身近な問題を扱うことから関心が持たれやすく、住民参加を通じて、民主主義に必要な手法を学ぶとされています。この4月1日から成人年齢が満18歳に引き下げられました。2016年、選挙権年齢も引き下げられましたが、若者の政治離れ解消への道はまだ遠いうようです。昨年は若者への主権者教育を推進するため、県内の全高校に議会広報紙を配布するとともに、議員自ら高校へ出向いての「出前講座」を私立高校2校で実施しました。今年度は対象校を県立高校まで広げてまいります。
市町村への権限移譲が進み、都道府県議会の監視領域が狭まり「県議会の存在感が薄いのではないか」という声が聞こえて参ります。私は、地元に密着した市議会議員の役割を踏まえたうえで、「県議会議員は県全体を見つつ、市議と連携して地元と県政を橋渡しする役目がある」と認識しています。市民・県民の声に応えていく姿勢は同じであり、何より県議が必要と思っていただける方々がいることが心強いと考えます。
これからも県議の存在意義を考えながら、責任を果たしていく所存です。何卒、皆様方の一層のご指導ご鞭撻賜りようお願い申し上げます。
富山県議会議員 瘧師富士夫